2008年 08月 01日
夢?は夜ひらく |
昔”夢は夜ひらく♪”という歌が流行ったが、夜しか咲かない花がある。「月下美人」など、仙人掌類の花は知られているが、この花「カラスウリ」の花も、宵闇が迫らないと開かないので、余り知られてない。
花弁からみごとなレース状の網を拡げた、妖艶で、絢爛な花は魅惑的ですらある。しかも、一夜だけで、翌朝日の出前には萎んでしまう儚ないさだめに寂しい思いもする。
梅雨があがり真夏を迎えると、夜、藪などに絡まり伸びた蔓から沢山の花が開き出す。雌雄異株で雄花の方が華やかである。
こんな見事でため息が出るようなレース状の網は、受粉のために蛾をおびき寄せるためであるらしい。長い花筒のカラスウリの花には、長い口吻をもつスズメ蛾などの大きい蛾に、花蜜の代償に雄しべ、雌しべの花粉を付けて廻って貰いたいわけだ。
役目を終えた雄花は翌朝、日の出前には萎んで落花する。
↓ ♂ 落花寸前の雄花
雌花も萎むが根元がすぐに膨らみ始め実になる。秋には朱色の実を実らせるべく、日々どんどん大きくなる。
↓ ♀ もう実が膨らみ始めている雌花
自然の美と神秘に触れる「ときめきのひととき」である。
花弁からみごとなレース状の網を拡げた、妖艶で、絢爛な花は魅惑的ですらある。しかも、一夜だけで、翌朝日の出前には萎んでしまう儚ないさだめに寂しい思いもする。
梅雨があがり真夏を迎えると、夜、藪などに絡まり伸びた蔓から沢山の花が開き出す。雌雄異株で雄花の方が華やかである。
こんな見事でため息が出るようなレース状の網は、受粉のために蛾をおびき寄せるためであるらしい。長い花筒のカラスウリの花には、長い口吻をもつスズメ蛾などの大きい蛾に、花蜜の代償に雄しべ、雌しべの花粉を付けて廻って貰いたいわけだ。
役目を終えた雄花は翌朝、日の出前には萎んで落花する。
↓ ♂ 落花寸前の雄花
雌花も萎むが根元がすぐに膨らみ始め実になる。秋には朱色の実を実らせるべく、日々どんどん大きくなる。
↓ ♀ もう実が膨らみ始めている雌花
自然の美と神秘に触れる「ときめきのひととき」である。
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by kentians
| 2008-08-01 15:43
| 自然