2014年 01月 20日
くらしの文化 |
恒例の松阪・紀州界隈まちかど博物館特別記念展を観に行った。
場所は、斎宮歴史博物館、今回は第10回ということで、テーマは「街道」とあったが、格別街道らしきものではなく、この界隈の街道に関わるまちかど博物館の収蔵品の展示という感じであった。
まえにも、観たものもあるが、こうした催しはそれぞれの施設に出向かないと、日頃お目にかかれない珍しい各地の歴史的な遺産などを間近に目にすることができるのがよい。
三重県には、個人のいろんな収蔵品や、伝統的なしごとを誰もが観て、触れて、話しが聞けるというまちかど博物館が、県内各地に500あまりあるという。
おおげさなというか、格式高い資料館でなく、気楽に、いろんな歴史的、文化的な資産や、しごとぶりに接することが出来るのはいいことだ。
今回訪ねたのは、36館あるという松阪・紀州界隈のまちかど博物館の合同展である。
展示品の内、私的に特に目を引いたものをいくつかご紹介しておく。
これは、時計やさんのコーナー、懐かしいゼンマイ式の掛け時計、なつかしいねえ
ここには、懐かしいカメラたち、おじいさんがお孫さんに「今、なんぼするんやろなあ?」と、つぶやきながら、しきりに説明してたね
のこぎりなど、古い道具たちもある
粋な旦那衆が着ていた羽織の裏地(羽裏)を、表装したものなどもある
本物の皮と見紛うばかりの、和紙を皮に擬して拵えたたばこ入れなど暫し見とれてしまう
この、昔のくらしが偲ばれるもののほかにも、今の創作アートにも触れられる。
↓ これは、クイリングという紙の手作り小物アートであるペーパークラフト。
こちら、特に目を引いたのが、Web友人である女性陶芸家Iさんの快心の作、松阪木綿柄のやきもの。うっかり通り過ぎ、わざわざ説明をうけて、ええっ、ほんと?やきもの?と改めて感心してる人も多いときいたできばえ。
異なる色の粘土を薄くし、松阪木綿の柄のように重ね合わせ、断面をまた薄く削いだうえで型をつくり、釉薬をかけて焼くという独特の手法・練り上げの作品である。 がまぐちのファスナーまで、ホンモノそっくり!↓ かけひも、布の膨らみまでまるで布製品のようだね。
これまでの作品の文様とは全く違う作品に、しばし、釘付けとなった。
いろんなものを楽しく見せてもらった、まちかど博物館記念展、当たり前のことだけれども、やはり文化というのは、くらしの中で生まれ、大切に育まれ、遺されて行くものだなあ、と改めて感じたものである。
一部の写真での紹介だけど、やはり、間近に観てみないと、味わえないものだと思う。
この記念展 今月26日まで 明和町の斎宮博物館で開かれて居る。
場所は、斎宮歴史博物館、今回は第10回ということで、テーマは「街道」とあったが、格別街道らしきものではなく、この界隈の街道に関わるまちかど博物館の収蔵品の展示という感じであった。
まえにも、観たものもあるが、こうした催しはそれぞれの施設に出向かないと、日頃お目にかかれない珍しい各地の歴史的な遺産などを間近に目にすることができるのがよい。
三重県には、個人のいろんな収蔵品や、伝統的なしごとを誰もが観て、触れて、話しが聞けるというまちかど博物館が、県内各地に500あまりあるという。
おおげさなというか、格式高い資料館でなく、気楽に、いろんな歴史的、文化的な資産や、しごとぶりに接することが出来るのはいいことだ。
今回訪ねたのは、36館あるという松阪・紀州界隈のまちかど博物館の合同展である。
展示品の内、私的に特に目を引いたものをいくつかご紹介しておく。
これは、時計やさんのコーナー、懐かしいゼンマイ式の掛け時計、なつかしいねえ
ここには、懐かしいカメラたち、おじいさんがお孫さんに「今、なんぼするんやろなあ?」と、つぶやきながら、しきりに説明してたね
のこぎりなど、古い道具たちもある
粋な旦那衆が着ていた羽織の裏地(羽裏)を、表装したものなどもある
本物の皮と見紛うばかりの、和紙を皮に擬して拵えたたばこ入れなど暫し見とれてしまう
この、昔のくらしが偲ばれるもののほかにも、今の創作アートにも触れられる。
↓ これは、クイリングという紙の手作り小物アートであるペーパークラフト。
こちら、特に目を引いたのが、Web友人である女性陶芸家Iさんの快心の作、松阪木綿柄のやきもの。うっかり通り過ぎ、わざわざ説明をうけて、ええっ、ほんと?やきもの?と改めて感心してる人も多いときいたできばえ。
異なる色の粘土を薄くし、松阪木綿の柄のように重ね合わせ、断面をまた薄く削いだうえで型をつくり、釉薬をかけて焼くという独特の手法・練り上げの作品である。
これまでの作品の文様とは全く違う作品に、しばし、釘付けとなった。
いろんなものを楽しく見せてもらった、まちかど博物館記念展、当たり前のことだけれども、やはり文化というのは、くらしの中で生まれ、大切に育まれ、遺されて行くものだなあ、と改めて感じたものである。
一部の写真での紹介だけど、やはり、間近に観てみないと、味わえないものだと思う。
この記念展 今月26日まで 明和町の斎宮博物館で開かれて居る。
by kentians
| 2014-01-20 22:01
| くらし