2007年 03月 15日
思い出を辿る |
卒業後59年も経った小学校の同窓会から、3日過ぎた。
ひとくちに同窓会といっても、いろいろ。けれど、小学校の同窓会ほど屈託なくうち解け合える
ものはない。いまなお、残る余韻を味わいながら 風の小径をゆく。
戦中戦後を跨いで過ごした時代
辛いことも 嫌な事もあったさ
でも 心地よい思い出の陰に
霞んででしまうから 不思議だ
こちらが忘れてることでも
鮮明に覚えてる奴もいて
恥ずかしさに うなだれたり
笑いに包まれたり
互いの会話の中から
何の拘りもなく
細い糸をたぐるように
昔に帰るひとときだ
なかには 青春時代にまで話題がひろがり
ほろ苦い想い出まで 飛び出したりして
興奮のうちに 夜は更ける
古い友がきはイイものだ
3日前の集まりを思い出しながら 風の小径をゆくと
ほろ苦い青春の 想い出までが蘇ってくる
きみは 覚えているかい
川面をわたる初秋の風が
さざ波を立てているのに
ゆっくりと漕いでる 一艘のボートの男女を
ぼくらは二人 岸辺で寄り添い 黙って眺めていた
あの日のことを
君は もう
忘れてしまっただろうか
きみが 私も 乗ってみたいわ
もう今は 寒いからだめだけど と言い
来夏には乗ろうよ ボクが漕ぐ 巧いんだぜ
そう ボクが言ったとき
きらきら 目をかがやかせ
はにかみながら きっとよ と
小指を差し出し ゆびきりをしたのを
いま きみは どうして居るだろうか
そんな事を ふーと考えながら
独り いつもの 風の小径をゆく
ひとくちに同窓会といっても、いろいろ。けれど、小学校の同窓会ほど屈託なくうち解け合える
ものはない。いまなお、残る余韻を味わいながら 風の小径をゆく。
戦中戦後を跨いで過ごした時代
辛いことも 嫌な事もあったさ
でも 心地よい思い出の陰に
霞んででしまうから 不思議だ
こちらが忘れてることでも
鮮明に覚えてる奴もいて
恥ずかしさに うなだれたり
笑いに包まれたり
互いの会話の中から
何の拘りもなく
細い糸をたぐるように
昔に帰るひとときだ
なかには 青春時代にまで話題がひろがり
ほろ苦い想い出まで 飛び出したりして
興奮のうちに 夜は更ける
古い友がきはイイものだ
3日前の集まりを思い出しながら 風の小径をゆくと
ほろ苦い青春の 想い出までが蘇ってくる
きみは 覚えているかい
川面をわたる初秋の風が
さざ波を立てているのに
ゆっくりと漕いでる 一艘のボートの男女を
ぼくらは二人 岸辺で寄り添い 黙って眺めていた
あの日のことを
君は もう
忘れてしまっただろうか
きみが 私も 乗ってみたいわ
もう今は 寒いからだめだけど と言い
来夏には乗ろうよ ボクが漕ぐ 巧いんだぜ
そう ボクが言ったとき
きらきら 目をかがやかせ
はにかみながら きっとよ と
小指を差し出し ゆびきりをしたのを
いま きみは どうして居るだろうか
そんな事を ふーと考えながら
独り いつもの 風の小径をゆく
by kentians
| 2007-03-15 17:05
| こころの詩