2009年 06月 25日
蛍袋(ホタルブクロ) |
風の小径をゆく。
この季節、道のあちこちで、ちょっと風変わりな愛らしい花を見かける。身の丈4~50㌢の草茎に、紅紫色や白色の釣り鐘型の五弁花がうつむき加減にいくつか咲いている。ききょう科の山野草であるが、多年草でよく増えるので近頃は庭に植える家庭も多い。
その名を「蛍袋(ホタルブクロ」という。
日本での命名の由来は、花の中に蛍を入れて遊んだから、と言う説と、花の形が往時「火垂(ほたる)」と呼んでいた提灯の形に似ていたからと言う説がある。いずれが正しいのかは分からない。別名「ツリガネソウ」とも、提灯草ともいう。ほかに、よく似た花にヤマホタルブクロがあるが、萼裂片のちがいくらいで一般にはよく分からないということだ。この画像は我が家の紅紫色の花である。偶々、ネットサーフィンで眼にした「めめの短歌の花道」という短歌のサイトにあった、ホタルブクロを詠んだ歌を拝借してきた。めめさん、ごめんなさい<(_ _)>。
花言葉は、「正義、貞節、忠実、愛らしさ」だというが、愛らしさがピッタリと来る花である。ほかにも、「哀しいときのキミが好き」というのも、あるが、どうなんだろう?
西洋種は「カンバニラ(ツリガネソウ)」と言うらしい。
先日も、ある店先に咲いている「ホタルブクロ」の群れを見やっていたら、同行のあるヒトが「ホタルブクロね」と言い、「この花の中には妖精がいるんですってよ」と耳打ちしてくれた。日本の「ホタルブクロ」に妖精がいるとも思えないけど、そんな 夢をこわすような、ヤボな事は言わないでおいた。
家に帰って、眺めていたら蜂が結構出入りしている。これでは、妖精が可哀相だと思ったが、他にも蝶などの昆虫類も出入りしているらしい。
この様子についての詳しい画像をご覧になりたい方は、exciteブログ「asitahuku.exblog.jp=身近な自然を撮る(2009.6.15)蛍袋にチョウが入る」をご覧下さい。
結構仲良くやっているようである。チョッピリ妖精のベッドをみてやれと、覗いて見たのが下の右の写真である。内側は、紅紫の斑点をちりばめ、柔らかい繊毛に被われている。奥にピンクとグリーンの蕊が鮮やかにみえる。まさに妖精の住まいのような気がした。あのヒトに、そう、伝えよう。
蛍袋を眺めながら、わび・さびの感性を育んだ国で、同じ花に西洋の精霊を思い描く国って幸せな国だなあ、と思う。
この季節、道のあちこちで、ちょっと風変わりな愛らしい花を見かける。身の丈4~50㌢の草茎に、紅紫色や白色の釣り鐘型の五弁花がうつむき加減にいくつか咲いている。ききょう科の山野草であるが、多年草でよく増えるので近頃は庭に植える家庭も多い。
その名を「蛍袋(ホタルブクロ」という。
日本での命名の由来は、花の中に蛍を入れて遊んだから、と言う説と、花の形が往時「火垂(ほたる)」と呼んでいた提灯の形に似ていたからと言う説がある。いずれが正しいのかは分からない。別名「ツリガネソウ」とも、提灯草ともいう。ほかに、よく似た花にヤマホタルブクロがあるが、萼裂片のちがいくらいで一般にはよく分からないということだ。この画像は我が家の紅紫色の花である。偶々、ネットサーフィンで眼にした「めめの短歌の花道」という短歌のサイトにあった、ホタルブクロを詠んだ歌を拝借してきた。めめさん、ごめんなさい<(_ _)>。
花言葉は、「正義、貞節、忠実、愛らしさ」だというが、愛らしさがピッタリと来る花である。ほかにも、「哀しいときのキミが好き」というのも、あるが、どうなんだろう?
西洋種は「カンバニラ(ツリガネソウ)」と言うらしい。
先日も、ある店先に咲いている「ホタルブクロ」の群れを見やっていたら、同行のあるヒトが「ホタルブクロね」と言い、「この花の中には妖精がいるんですってよ」と耳打ちしてくれた。日本の「ホタルブクロ」に妖精がいるとも思えないけど、そんな 夢をこわすような、ヤボな事は言わないでおいた。
家に帰って、眺めていたら蜂が結構出入りしている。これでは、妖精が可哀相だと思ったが、他にも蝶などの昆虫類も出入りしているらしい。
この様子についての詳しい画像をご覧になりたい方は、exciteブログ「asitahuku.exblog.jp=身近な自然を撮る(2009.6.15)蛍袋にチョウが入る」をご覧下さい。
結構仲良くやっているようである。チョッピリ妖精のベッドをみてやれと、覗いて見たのが下の右の写真である。内側は、紅紫の斑点をちりばめ、柔らかい繊毛に被われている。奥にピンクとグリーンの蕊が鮮やかにみえる。まさに妖精の住まいのような気がした。あのヒトに、そう、伝えよう。
蛍袋を眺めながら、わび・さびの感性を育んだ国で、同じ花に西洋の精霊を思い描く国って幸せな国だなあ、と思う。
by kentians
| 2009-06-25 18:32
| 自然